Monthly Archives: 2月 2014

ロコモティブシンドローム

こんにちは。

ロコモティブシンドロームという言葉をご存知でしょうか。

「運動器の衰え・障害によって、要介護になるリスクが高まる状態」

のことを差して言います。
私達は、運動器(骨や関節、筋肉など)をうまく連携させながらカラダを動かしています。
しかし運動器のどこかに障害が起こると、思ったような動作ができなくなって、転倒や骨折などのリスクが高まってしまい、要介護につながりやすくなってしまいます。
このロコモティブシンドローム、高齢者の問題だけではなく、運動が不足がちな若い年代でも注意が必要なようです。

そこで、この度合いを計るテストがいくつかあるのですが、その一つ「立ち上がりテスト」というものをご紹介します。
これは脚力を調べるテストですが、
(1)40センチほどの高さの台に浅く座ります。
(2)床に対してスネが約70度になる位置に足を置きます。
(3)腕は前で組みます。
(4)そこから反動をつけずに片足で立ち上がり、3秒間保持します。

これが両足ともふらつかずに立ち上がれた場合、脚力は年齢相応だということです。
が・・このテスト、実際にやってみると意外とキツいのです。
私も初めは「あれ、できない・・・」とアセってしまいましたが、とりあえずクリアできました。
筋力はもちろんですが、体重の影響もだいぶあると思われます。

その他のテストもまだあるので、試してみると良いのではないでしょうか。
ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
※ヒザなどに痛みが出そうなときは、無理に行わないでください。

子供の頃は体力測定などありましたが、今はなかなかそのような機会はありません。
このような簡単なテストで、現状を把握して気に留めておくことは、とても良いことだと思うのです。


便利なツボ【迎香:げいこう】

こんにちは。

覚えておくと便利なツボをご紹介します。

【迎香 げいこう】
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小鼻の両脇にあります。

 

 

[こんな時に]
・花粉症 など

花粉症の方は、シーズンがくると憂鬱な気分になるのではないでしょうか。
鼻がグズグズしたり、涙目になったりと、日常の生活にも支障がでるほどストレスになるものです。
スギによる花粉が代表的ですが、多く飛散する季節の前から対策をしておくのも効果的です。
このツボは鼻炎による不快な症状に効果がありますが、以前ご紹介した攅竹上星も同様に効果があります。

ぜひお試しください。


肩の痛み

こんにちは。

肩の痛みはとても不快なものです。
日常生活のなかで、ふと動かしたときに「痛い!」と感じると、「また同じ痛みがあるんじゃないか・・」と不安になって、同じ動作もしずらくなります。
スポーツや事故などで肩に受傷した場合などは、原因も分かりやすいものですが、原因不明で肩が痛くなるケースもとても多いです。
いわゆる五十肩と呼ばれる肩関節周囲の炎症などは、原因は特に分かっていないのですが、名称からもわかるように年齢に関連している事はだいたい想像できます。

鍼灸治療において、肩周辺の治療を行う場合、まずは痛みの原因を切り分けていく必要がありますが、代表的なものは、いわゆる五十肩、腱板炎、滑液包炎、石灰沈着性による炎症などが考えられます。
そこで、それぞれに適したテストを行ったり、圧痛点(実際に患部を押したときに痛みのあるポイント)を探して、おおよその症候を決め、治療を行います。

そして大事なのが日常生活での注意点です。
安静にする時期から、少しずつ動かしていく時期などをふまえて、出来るだけストレッチなどを行うことが大事です。
もちろん治癒する早さには個人差が大きいので、それぞれのペースで行ってもらいます。

肩の痛みは、何気なく始まることが多いです。
予防の意味も含めて、普段からできるだけ肩周辺を動かしてあげることが良いのではないでしょうか。