Category Archives: 雑感

専門用語

こんにちは。

介護の現場で、介護される側の方が難解な言葉に戸惑うケースがある、という記事をみました。

たしかに我々が普段口にする言葉に対して、医療の現場で使う用語には難しい言い回しのものがいくつかあり、私も最初は戸惑ったものです。

以下のような例が挙げられます。
 
     [読み方]     [意味]
臥床   がしょう     身体を横にする
眩暈   げんうん     めまい
臀部   でんぶ      お尻
下肢挙上 かしきょじょう  足をあげる
掻痒感  そうようかん   かゆみ、むずむずする
鼻閉   びへい      鼻づまり
浮腫   ふしゅ      むくみ
褥瘡   じょくそう    床ずれ
失禁   しっきん     トイレが間に合わない

「眩暈」、「掻痒」などいう単語は、ほとんど専門書でしかお目にかかれないとは思いますが、講習会などに参加すると普通に書かれていたりします。

鍼灸の現場でも、患者さんの寝ている状態を、

仰臥位(ぎょうがい)・・・上向きで寝ている状態
伏臥位(ふくがい) ・・・下向きで寝ている状態
側臥位(そくがい) ・・・横向きで寝ている状態

と言う事はよくあります。
(患者さんに直接「じゃあ次は仰臥位になってくださいね」とは言いませんが・・)

私も患者さんに説明するときは、なるべく分かりやすい言い回しをするように心がけていますが、つい口に出してしまうと、患者さんからは「それはどういう意味ですか?」とは聞きづらいものです。
気をつけなければなりませんね。


ロコモティブシンドローム

こんにちは。

ロコモティブシンドロームという言葉をご存知でしょうか。

「運動器の衰え・障害によって、要介護になるリスクが高まる状態」

のことを差して言います。
私達は、運動器(骨や関節、筋肉など)をうまく連携させながらカラダを動かしています。
しかし運動器のどこかに障害が起こると、思ったような動作ができなくなって、転倒や骨折などのリスクが高まってしまい、要介護につながりやすくなってしまいます。
このロコモティブシンドローム、高齢者の問題だけではなく、運動が不足がちな若い年代でも注意が必要なようです。

そこで、この度合いを計るテストがいくつかあるのですが、その一つ「立ち上がりテスト」というものをご紹介します。
これは脚力を調べるテストですが、
(1)40センチほどの高さの台に浅く座ります。
(2)床に対してスネが約70度になる位置に足を置きます。
(3)腕は前で組みます。
(4)そこから反動をつけずに片足で立ち上がり、3秒間保持します。

これが両足ともふらつかずに立ち上がれた場合、脚力は年齢相応だということです。
が・・このテスト、実際にやってみると意外とキツいのです。
私も初めは「あれ、できない・・・」とアセってしまいましたが、とりあえずクリアできました。
筋力はもちろんですが、体重の影響もだいぶあると思われます。

その他のテストもまだあるので、試してみると良いのではないでしょうか。
ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
※ヒザなどに痛みが出そうなときは、無理に行わないでください。

子供の頃は体力測定などありましたが、今はなかなかそのような機会はありません。
このような簡単なテストで、現状を把握して気に留めておくことは、とても良いことだと思うのです。


大雪警報です

こんにちは。

今日は東京に大雪警報が出されました。
小田急線は平常通り運行されていましたが、今後どうなるかわかりませんね。
2014020801

 

 

 

 

こんな雪を見ると、昨年に関東で雪が降ったとき、ちょうど万座温泉スキー場から帰るときだったのを思い出します。
首都近郊の高速道路はすべて通行止め。
万座から一般道路で8時間以上かけて帰ってくるという、過去にも経験のない珍道中でした。

治療院の隣を走る環状七号線も、いつもの土曜日と違ってガラガラです。
都心で雪が降ると、必ずと言っていいほど事故やケガのニュースが流れます。
この週末は、どうぞ気をつけて行動してください。