鍼灸治療について

鍼灸治療について

▼はりきゅう治療とは

はりきゅう治療とは

はりきゅう治療は、東洋医学の一分野として中国に起源をもつ日本の伝統的医療です。
その長い歴史と経験から、身体の表面におよそ360あまりの経穴(ツボ)というものが定められており、 からだに何らかの異常が起こると、その経穴(ツボ)に反応があらわれるとされています。
この経穴(ツボ)に鍼や灸をすることによって、からだの異常に対処するというものです。

また、痛みがあればその付近にある経穴(ツボ)を治療するとは限りません。
まったく離れた場所にある経穴(ツボ)が効果を表す場合もあります。
一方、腰痛や肩こりなど、なんらかの原因で血液の流れが滞ってしまうことにより起こる痛みに対し、
その部位に、はりやきゅうで刺激を与えることによって、血液の流れを改善し、疲労物質を排泄させる働きがあります。

はりきゅう治療は、クスリなどによる副作用の心配もなく、安心して受けられる治療法です。
科学的研究も日々行われており、近年では日本だけでなく、海外でも盛んに議論され、注目が高まっています。
その効果は、次のようなものが挙げられます。

・血液の流れを良くして、酸素や栄養の流れをスムーズにし、早期に疲労を回復させます。
・鎮痛効果によって、慢性や急性の痛みを緩和させます。
・自律神経系に作用して、ホルモンの分泌を調整し、内臓の機能などを整えます。
・免疫系に作用して、免疫力が活性化され、病気になりにくいからだを作ります。

はりきゅう治療を定期的に行うことで、代謝を活発にし、免疫力を高めて、丈夫なからだをつくることができます。
様々なストレスや生活習慣などで、疲労のたまったからだを、本来のものに取り戻す手助けとなる、安全な治療です。

▼はり治療

はり治療

はり治療は、きわめて細い金属性のはりを、からだに刺入します。その場所は、いわゆるツボと言われるところであったり、
実際に痛みのおきているところであったりします。
刺入したはりは、一定の刺激を加えてすぐに取り除く方法と、数分から数十分置いておく方法があります。
また、刺入したはりに微弱な低周波パルスを与える方法もあります。
いずれの方法も、刺激の強さや時間を適宜調整し、最も効果のある方法を用います。

はりの効果は、からだの一部を刺激することにより神経が刺激されて血行が促進し、 痛みや疲労の原因となる物質を排出する作用があります。
また、自律神経に効果的に作用し、臓器など体内の働きを調整します。
このことは、ただ痛みを取るだけではなく、からだ全体に作用して体力をつける働きがあるといえます。

▼きゅう治療

 きゅう治療

きゅう治療は、もぐさ(艾)を皮膚の上にのせて着火させる直接灸と、もぐさと皮膚の間をあけて行う間接灸とに大きく分けられます。
直接灸のもぐさの大きさは、糸状から米粒大、小指大からそれ以上のものなど様々ですが、 現在ではあまり大きなお灸を扱うことは少ないようです。
間接灸は、もぐさと皮膚の間にショウガやニンニク、ビワの葉などをはさんで行うものなどがあり、柔らかい熱刺激が得られます。
また、刺入したはりの頭にもぐさを取り付けて着火させる方法(灸頭鍼)もあります。

きゅうの効果は、その熱刺激によって患部を温め、血行が促進されることにあります。
また、直接灸を行うことにより火傷毒が産生され、免疫機能が亢進されるといったことがあります。

▼適応症

はりきゅう治療は、腰痛や肩こり、神経痛などといったもののほかにも、多くのつらい症状や病気に効果があります。
WHO(世界保健機関)で認められた病気には、以下のようなものがあります。

頭と目、顔の症状
頭痛、耳鳴り、疲れ目、ちくのう症、扁桃炎、顔のむくみ、肌荒れ、にきび、湿疹、かぶれ、など

首、肩、腕、背中の症状
首のこり、肩のこり、寝違え、五十肩、関節痛、腕のしびれ、背中のはり、肘痛、腱鞘炎、など

足と腰の症状
腰痛、膝の痛み、足のむくみ、足のしびれ、こむら返り、打撲、捻挫、など

内蔵の症状
胃炎、食欲不振、胃酸過多、高血圧低血圧症、便秘、下痢、痔、じんましん、気管支炎、アレルギー、など

婦人科系の症状
生理痛、冷え性、貧血、月経不順、更年期障害、不妊症、など

心の症状
イライラ、不眠、めまい、動悸、神経症、など

その他、美容はり、耳つぼなどもご相談ください。

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